ローンの借金苦で首が回らないなら返済方法を考えよう

一昔前とは異なり、今はお金を借りるのも返すのもATMで済んでしまいます。
手軽に借金できるのは確かに便利ですが、その手軽さに頼って借金苦に陥る人が増えています。
借金苦から脱出するには、状況に合わせた返済方法を考えてなければなりません。

 

借金が増えてしまったらどうやって返済していけばいいの?

 

初めは今回だけと思って利用したカードローンだったはずなのに、気がついたらいつのまにか借金が増えてしまっていた…借金苦に陥ってしまった人の多くはそう言います。

 

とりあえずお金が足りないから借りてみよう、なんとか返済できるだろうという考えで気軽に借り入れを繰り返しているうちに、借金はあっという間に大きく膨れ上がってしまいます。
本来、カードローンは返済できるメドがたっている場合に計画的に利用すべきだということをしっかり心に留めておかなければなりません。
安易な気持ちでの借り入れは大変な結果を招いてしまうこともあるのです。

 

借金の金額が大きくなったり借り入れ件数が増えたりすれば、気持ちにも余裕が持てなくなってしまいます。
返済日が近づくたびに気が重くなり、借金のことばかり考えるようになってしまえば、仕事や日常生活にも影響が出てくるでしょう。

 

そうした借金苦の状態から抜け出すためには、なるべく早めにおまとめローンや債務整理の利用を検討するべきです。

 

おまとめローンは複数の借り入れを一本にまとめて返済する方法です。
また、債務整理には、任意整理、特定調停、個人再生、自己破産の4種類がありますが、借金や収入の状況によってどの方法を選ぶのが最善であるかを考えます。

 

おまとめローンと債務整理のメリット・デメリット

 

おまとめローンは複数の借り入れを一本にまとめて返済していくローンです。
上手に利用すればこれまでよりも金利を低くする事ができ、更に月々の返済額を減らすことも可能です。

 

また、おまとめローンで借金をまとめて返済を続けることができれば、個人信用情報に傷がつくこともありません。

 

ただ、おまとめローンで借金を一本にまとめられたといっても返済金額が減る訳ではありません。
また、確実に総返済額が少なくなるようなおまとめローンを選んで、返済計画を立てることができなければ、却って借金が増えてしまうこともあります。

 

一方、債務整理で借金を整理すれば借金の利息や元金を減らすことができます。
また、業者は弁護士や裁判所などから通知を受け取った時点から利用者に対して借金の督促を行うことができなくなります。
金融機関からの督促が止まるだけでも、借金苦に喘いでいる人は精神的に随分楽になるでしょう。

 

しかし、債務整理を行えばその事実は個人信用情報機関に事故情報として登録されてしまいます。
信用情報機関に事故情報が登録されれば、5年から10年間はその情報が削除されることはありません。

 

そして、その間はローン審査に通過することは難しくなり、今持っているクレジットカードなども発行元の業者が債務整理の情報を確認すれば解約されてしまいます。つまり事故情報が信用機関に登録されている間は、ほぼローンやクレジットカードの利用ができないことになります。
例えば、携帯電話やスマートフォンの機種代を分割払いで支払うといったこともできなくなってしまうのです。

 

 

借金苦の状況によって選ぶべき返済方法は異なる!

 

これ以上借金が増えてしまったら返済が困難になりそうだけど、今の状態のままならなんとか返済を続けられそうだという場合には、おまとめローンを利用して返済をしていくことをお勧めします。
ただ、どうしてもおまとめローンの審査に通らないようであれば、債務整理も視野に入れるのがよいでしょう。

 

また、もうこれ以上返済を続けるのが苦しい場合や、返済のために他社から借り入れをするという自転車操業の状態に陥っている場合には、一刻も早く債務整理することをお勧めします。

 

債務整理は借金の金額や現在の収入の状況などを考慮して、4種類の方法の中から選びます。

 

任意整理

裁判所を通さず、弁護士などに依頼して債権者と直接交渉を進めていきます。
任意整理は借金にかかる将来の利息を全てカットしてもらえるので、返済は随分楽になります。
継続して収入を得る見込みがあり、借金があまり多くない人、車のローンや奨学金の借り入れがある人、長期間借金を抱えている人に向いている手続きだといえます。

 

特定調停

将来の利息のカットなど減額できる借金の幅、債権者との話し合いによって解決を図る点は任意整理とよく似ていますが、裁判所の調停委員が間に入って債権者との話し合いを進めていくという点が異なります。
裁判所は債務者の代理をしてくれるわけではありませんので、必要書類などは自分で用意し、定期的に裁判所に出廷する必要もあるため、手間と時間がかかるのが難点です。
ただし、費用が数千円程度で済みますので、手続きにかかる費用を抑えたい人に向いています。

 

個人再生

裁判所に申し立てをして借金を減額してもらう制度です。
元本も含め借金を5分の1から10分の1まで減額できる可能性があります。
住宅ローンを支払っている場合には、住宅ローン特則を使うことで家を手放すことなく他のカードローンなどの借金だけを減額できます。
借金の金額が多くても安定した一定以上の収入がある人、住宅ローンがある人などに向いて言えるでしょう。

 

自己破産

裁判所に申し立てをして、客観的にみて借金の支払いが困難だと判断されれば全ての借金の返済が免除されます。
浪費やギャンブルが借金苦の原因である場合は免責を受けられないこともあります。
また、一定以上の財産を手放す必要がありますので、財産や返済能力がない人、借金の金額が多い人、生活保護を受けたい人(返済を続けているうちは生活保護を受けられないため)に向いている手続きです。

 

例えば、ギャンブルや浪費で借金苦になってしまったのであれば、まずは強い意志を持ってギャンブルや浪費をやめましょう。

 

会社勤めをしていて一定以上の安定した収入があり、ギャンブルなどに浪費していたお金をそのまま返済に充てることができるのなら、おまとめローンでの返済も可能です。
ただし、これ以上借金を繰り返してまたギャンブルなどに使ってしまわないために、他業者からの借り入れができない消費者金融のおまとめローンなどを利用することです。

 

また、リストラや転職、またシングルマザーであることが原因で借金苦に陥ってしまったのであれば、まずは福祉に頼ってみることを考えましょう。
行政に相談することで、債務者にとって最も適した手続きを紹介してくれるはずです。

 

借金や収入の状況に合わせて債務整理するべきですが、生活保護に頼らなくてはならないような状況なら、自己破産をお勧めします。

 

 

借金体質から脱出して借金苦から解放されよう!

 

大切なのは、お金が足りない時にすぐに借金に頼ろうとする姿勢を変えることです。

 

なぜこんなに苦しい毎日を送らなければならなくなっているのか、その原因をしっかり理解してそれに立ち向かわなければなりません。

 

現金主義にして、クレジットカードなどを処分してしまうのも効果があります。
現金の持ち合わせがないのに先に買ってしまうという生活に慣れていると最初は大変かもしれませんが、現金で払えなければ買わないと決めてしまうのです。

 

また、お金が足りなければ、出費を見直して節約に勤めましょう。
シンプルライフを提唱する人が増えていますが、それを真似して食費や公共料金など見直すことができる部分にドンドン取り入れてみるのです。
生活自体がシンプルになれば、無駄な出費は自然と減っていきます。
そして、少しでも収入を増やす方法がないか考えてみましょう。

 

そうして節約に慣れてきたら、たとえ少しずつでも先取りして貯金していきましょう。
1,000円でも2,000円でも継続して貯金ができれば、不意の出費ができたきに慌てることがなくなります。

 

借金の返済に窮しているのですから、これ以上の借金だけは絶対にしてはいけません。
これまで味わった借金の苦しさと、節約の苦しさを天秤にかけてみればどちらが楽かよく分かるはずです。
全ての借金から解放された自分を思い浮かべ、その目標のために努力をしましょう。

 

借金体質から脱出して借金苦から解放されましょう。